
究極の”普通の時計” Grand Seiko SBGX261
10年ほど使っていた安時計がついに壊れたので、誕生日が近いということもあって奮発してみた。
定価は23万円くらいする時計なのだが、ぱっと見はマジで普通の時計。
よく見ればかっこいいし値段なりの輝きは放っているが、「いい時計してますね」なんて言われることはまず無い。
誰も気付かないし、買ったと言わなければ嫁も気付いてなかった。(黙ってれば良かった)
だが、それがいい。
僕は時間を知るために腕時計をしているので、自慢なんて出来なくてもいいのだ…。
その点、このGrand Seikoという時計は時間がマジで正確。
セイコーが誇る最強のムーヴメント「9Fクオーツ」のお陰で、最大でも1年に10秒程度しか時間がズレない。
腕時計に詳しくない人の為に書いておくと、年差10秒というのは控えめに言って激ヤバだ。
ロレックスだの何だのという機械式の高級腕時計は「1日に何秒ズレるか」を意味する「日差」という単位で時計の精度を表記しているが、はっきり言ってその時点でお話にならない。
こちとら年に数秒しかズレないので単位は「年差」である!
正確に時間を刻むというスペックだけなら、たいていの高級腕時計は逆立ちしてもGrand Seikoには敵わない。
もし腕時計の価値が「どれだけ時間が正確か」だけで評価される世界線があるとしたら、Grand Seikoは誰もが羨む雲上時計になっているだろう…。
…とはいえ、お金があったらロレックスは普通に欲しいです。